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フィラリア予防について

  • 獣医師:鈴木由依
  • 2016年5月7日
  • 読了時間: 2分

そろそろ気温が上がり、暑くなってきました。

虫も出始めて来ましたね。

さて、初回の記事の内容は「フィラリア予防」になります。

ペットショップや獣医師にすすめられるままにフィラリア予防してるけど、実際フィラリアってなんなの?って方、いらっしゃるのではないでしょうか。

フィラリア(犬糸状虫)とは?

一般的な蚊が媒介する寄生虫です。

フィラリアの幼虫を持っている蚊が吸血する時、ワンちゃんネコちゃんの体内へ幼虫が入り込んでしまいます。

動物の体内に侵入した幼虫は、ゆっくりと時間をかけ(約半年)体内で成虫になります。

フィラリアの成虫は最終的に心臓に留まり、寄生数が多いと心臓にダメージが出てしまいます。

フィラリア感染症の症状は、咳、倦怠感など。

フィラリアが肺の血管に詰まってしまい、突然死することもあります。

フィラリア予防とは?

便宜上、「予防薬」と言っていますが、実はフィラリアの感染は予防することは出来ません!

蚊にさされ、フィラリアの幼虫が体内に侵入することはどうしても防げないのです。

では、月に一回飲ませている薬は何なのか?

実は「虫下し薬」になります。

体内に侵入したフィラリアを、幼虫のうちに退治する薬になります。

そのため毎月の投与がとなり、特に予防期間の最後の月の投与が重要になります。

最終月の投与をせずに来年の予防期間までほおっておくと、フィラリアの幼虫が成虫へ成長してしまいます。

「虫下し薬」は成虫へは効果がないため、幼虫のうちに投与してやっつけておきましょう!

推奨フィラリア予防期間:5月~11月

(地域によって予防期間が異なります。かかりつけの獣医師にご相談下さい。)


 
 
 

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